1. ホーム
  2. 国際宇宙ステーション(ISS)
  3. ISSへのフライト情報
  4. クルードラゴン宇宙船運用8号機(Crew-8)ミッション
2024.03.06
No.280
  • ファルコン9 ロケット

クルードラゴン宇宙船運用8号機(Crew-8)ミッション

  • ISS滞在クルー
Share
ISSに接近するクルードラゴン宇宙船運用8号機(Crew-8)(Image by NASA)

新着情報

国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在クルーの、マシュー・ドミニク宇宙飛行士、マイケル・バラット宇宙飛行士、ジャネット・エップス宇宙飛行士、アレクサンダー・グレベンキン宇宙飛行士らが搭乗するクルードラゴン宇宙船運用8号機(Crew-8)は、2024年3月5日 16時28分(日本時間)にISSの「ハーモニー」(第2結合部)へドッキングしました。

飛行概要

Crew-8ミッションは、スペースX社のクルードラゴン宇宙船運用8号機(Crew-8)をファルコン9ロケットで打ち上げる有人運用飛行であり、国際宇宙ステーション(ISS)にドッキングし約6か月滞在の後、大西洋上フロリダ半島沖に着水帰還します。

飛行計画

Crew-8ミッションの飛行計画(2024年3月6日現在)

項目 計画
打上げ日時 2024年3月4日 12時53分(日本時間)
2024年3月3日 22時53分(米国東部標準時間)
射場 米国フロリダ州 ケネディ宇宙センター(KSC)39A射点
使用ロケット ファルコン9ロケット
宇宙船 クルードラゴン宇宙船運用8号機(Crew-8)
搭乗人数 4名
ドッキング日時 2024年3月5日 16時28分(日本時間)
2024年3月5日 02時28分(米国東部標準時間)

クルー

Image by SpaceX
マシュー・ドミニク(Matthew Dominick)

NASA宇宙飛行士。
コロラド州ウィートリッジ出身。
2005年サンディエゴ大学卒業。
その後、海軍大学院で理学修士号を取得。
米海軍のテストパイロットとして、28機の航空機で1,600時間以上の飛行時間と400回の空母着艦、61回の戦闘任務を経験
2017年にNASA宇宙飛行士として選抜。
今回が初飛行となる。
Crew-8ミッションではコマンダーを務める。

Image by SpaceX
マイケル・バラット(Michael Barratt)

NASA宇宙飛行士。
1959年ワシントン州バンクーバー生まれ。
1981年ワシントン大学卒業。
1985年ノースウェスタン大学にて医学博士号取得。
1991年ライト州立大学にて航空宇宙医学修士課程を修了。
内科医および航空宇宙医学の専門医資格を持つ。
2000年にNASA宇宙飛行士として選抜。
第19次/第20次長期滞在クルー(2009年)、STS-133クルー(2011年)としてISSに滞在。累計の宇宙滞在記録は212日間であり、これまでに2回の船外活動を経験。
今回が3回目の飛行となる。
Crew-8ミッションではパイロットを務める。

Image by SpaceX
ジャネット・エップス(Jeanette Epps)

NASA宇宙飛行士。
ニューヨーク州シラキュース出身。
1992年ルモイン大学卒業。
1994年メリーランド大学で理学修士号を取得。
2000年同大学で哲学博士号を取得。
大学院生時代にNASAフェローとして活動し、大学院卒業後は、フォード・モーター・カンパニーで約2年勤務。
2002年中央情報局(CIA)に入局。
2009年にNASA宇宙飛行士として選抜。
今回が初飛行となる。
Crew-8ミッションではミッションスペシャリストを務める。

Image by SpaceX
アレクサンダー・グレベンキン(Alexander Grebenkin)

ロシア宇宙飛行士。
1982年ロシア生まれ。
2002年イルクーツクの軍事教育機関で技術者の資格を取得
2011年モスクワ工科通信情報大学を卒業。
2018年より宇宙飛行士候補生として訓練を受ける。
2021年ロシア宇宙飛行士として選抜。
今回が初飛行となる。

Crew-8結合後のISSの形状

Crew-8結合後のISSのイメージ(Image by JAXA/NASA)
※時刻は24時間制表記

※特に断りのない限り、画像クレジットは©JAXA